ジョブメドレーのレビュー記事です。介護・保育業界でこれから転職活動を行う人むけに書いています。
介護や保育の転職サイトをネットで調べれば、大量の口コミ情報。
何を信じて良いか分からないですね。
私自身は、人事コンサルタントとして20年のキャリア、その後は事業会社の役員として、ジョブメドレーを利用する立場です。今回は求人する側からの視点も書きました。
全部で4000文字を超える詳細情報ですが、先に結論をまとめておくと次の通りです
ジョブメドレーの評判
- 掲載情報が多い
- 検索機能やスカウトメールが使いやすい
こんな転職者に特におすすめ
- 初めて業界に転職する方
- とりあえず気軽に情報収集から始めたい
- 広くたくさんの情報を集めたい
- 都市部以外の方にも
- しつこい営業電話は嫌い
こんな方にはおすすめできない
- 転職エージェントに登録したい
- 人材派遣に登録したい
とはいえ老若男女、どんな人でも使い勝手の良い転職サイト
エージェントを使いたいという方でも、保育や介護業界で転職するならまずはジョブメドレーでチェックしておくべきです。
では、本題に進みます
目次
ジョブメドレーは介護・保育・児童福祉の業界で働く人のための転職サイト
ジョブメドレーは介護・保育・児童福祉業界向け求人サイト。月の訪問者数は220万、登録会員数は100万人以上(令和4年5月時点)の業界最大級の求人転職サイト。運営するのは株式会社メドレー、2019年にマザーズに上場しました。
創業者で代表者の豊田氏はなんと33歳(2019年時点)!
東京大学医学部卒の脳外科医であるバリバリのエリート医師がビジネスの世界に飛び込んで、その上、しっかり成功しているなんて、まさに怪物、天才ですね。
情報の見やすさや検索のしやすさ、営業電話がかかってこない、地方の求人情報も充実などで、私自身はジョブメドレーを高評価しています。特に介護業界、保育業界の方にはおすすめの求人サイトです。
https://kotobuki.blog/1030/
といっても、今回初めて転職先を探している方や、ジョブメドレーを使った経験のない方、不安な部分や分からない点もあるでしょうから、クチコミ情報も紹介しつつ、ジョブメドレーを丸裸にしましょう。
私自身は、介護施設や障害児通所施設の運営に携わる関係で、ジョブメドレーとも一緒に仕事をした経験があります。つまり求人する側ですね。転職サイトを求人する側からも切り込んでいければ。
求人側にとってのジョブメドレーの評価
ジョブメドレーは掲載無料、サイトを通じて入社が決まった際の成功報酬と、スカウトメールで収益をあげています。
成功報酬は保育士の場合30万円、他の転職サイトと比べて報酬額は安いです。(令和元年10月時点)
掲載無料、期間無制限のため「とりあえずは掲載しておこう」と軽い気持ちで掲載することが出来ますが、反面、求人へのモチベーションが低いにも関わらず掲載を続けている場合もあります。「そういえば掲載していたな」なんて、後から気付くことも。
ジョブメドレーで求人情報を見つけるには
ジョブメドレーの使い方は、①検索して欲しい情報を探す、②スカウトメールから気に入った情報を選ぶ、の2つです。②の機能を使うには会員登録が必要です。
ジョブメドレーの検索機能の特徴とメリット、デメリット
ジョブメドレーの求人情報検索に会員登録は必要ありません。
転職サイトによっては、会員登録しないと全ての情報が見られないサービスもありますが、希少価値の高い情報でもないのに、出し惜しみはユーザー離れに繋がりますね。
検索画面はこんな感じ。掲載数が多いので、絞り込みしましょう。
私が検索機能で必須と考えているのは駅名検索。保育士さんや介護士さんは職住接近を志向されるケースが多いので、駅名検索が出来ない転職サイトは失格と申し上げてよいでしょう。
ジョブメドレーで特徴的なのは、希望給与で検索できること。ただし、余り良い条件を入れすぎると、ヒットする情報が少なくなります。
検索結果は分かりやすいです。検索結果が一覧で表示されるだけでなく、募集給与も一覧で見える、価格comのようです。
他の保育系の転職サイトには、ここまでハッキリと見えるサイトはありません。
求人情報の詳細を確認してみましょう。
そして注目は「スピード返信」マーク。
「この施設はレスポンスが早いですよ」とメドレーのお墨付きです。
ジョブメドレーのネガティブな評判のひとつに、施設からの連絡が遅い、あるいは連絡が来ないというのがあります。
掲載無料、期間無しというのであれば、「採用は必要ない」「掲載しているのを忘れていた」ようなモチベーションの低い施設も含まれてしまいます。
このマークは掲載企業への動機付けという意味でも良いでしょう。
採用する側、される側、お互いのマナー向上が大切です。
保育や介護業界の場合、人事担当と言いつつ現場と兼務している場合や、そもそもメールやサイトなどの情報リテラシーが低い施設が多いので、(採用する意欲は高いのに)悪気無く反応が遅くなっている場合もあります。
ジョブメドレーの会員登録
スカウトメールを活用するために無料の会員登録が必要です。
住所や希望勤務の形態を登録、条件にマッチした保育所からスカウトメールが届きます。
住所や電話番号の入力は、その後を考えるなら正確に入れましょう。会員登録はLineアカウント経由でも可能。これは便利ですね。
【ジョブメドレーの会員登録(無料)】
*保育士の方は・・・
*介護業界の方は・・・
スカウトメールの特徴とメリット、デメリット
会員登録すると、その日からスカウトメールが届きます。
自分が特別にスカウトされているような錯覚に陥りますが、企業情報と会員情報をマッチングさせてメールが送られるだけですので、ビックリする必要はありません。
気に入った情報があれば、スカウトメールに返信することで、相手に連絡が届くことになります。
スカウトメールの良い点は、採用する側、される側、双方の思いが事前に一致していること。応募しても返事が来ないようなデメリットがスカウトメールにはありません。
ジョブメドレーのコンセプトは、たくさんの情報の中から、企業(施設)と求職者が最適なマッチングをすること。
企業(施設)側も求職者側も、出来るだけ詳しい情報を入力しておくことが、採用時のミスマッチを防ぐポイントです。
サイトにアクセスする手間も省けるので、時間をかけて良いなら、気長にスカウトメールをチェックするのも使い方です。
ただし裏話があり企業がスカウトメールを無料で使えるのは月200通まで、それ以上は有料サービスです。
私の会社でも、「費用を払ってスカウトメールを利用したい」と人事担当が稟議を上げてきます。(結構、高額です)
となると有料サービスにお金を払った企業からのメールが目立ちます。「スカウトメール=あなたの条件にベストマッチした企業」ではないので念のため。
ジョブメドレーまとめ
いかがだったでしょう?
2019年にはマザーズ上場も果たし、勢いに乗るジョブメドレーをご紹介しました。
ジョブメドレーは、多くの情報の中から自分で気に入った求人情報を探して、直接、応募したいと考える人に向いた転職サイトです。
「自分で探す」コンセプトで運営されているので、サイト利用者が探しやすい、目的に情報に到達しやすいように、画面は設計されています。
また面倒なプッシュの電話が無いので、まだ充分に転職の意思が固まっていない人でも、スカウトメールなども使いながら、自分のペースで探すことができます。
その一方で、転職活動についてしっかり教えて欲しいという方にとっては、「フォローが無い」「連絡が来ない」と不満を持つ方も出てくるかもしれません。
そのあたりは、自分自身のニーズによって使い分ければ良いでしょう。
ただし、掲載情報が多く、よく整理されています。まずはジョブメドレーで調べてみる、辞書的な使い方ができるので、いずれのニーズを持つ方でも、とりあえずは会員登録しておくことをお薦めしています。
登録(無料)は・・・