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介護版クラウドソーシング「すきま時間を介護施設とスキルシェア」

こんにちは

私は先日、こちらの記事で、こんなコメントを残しています。

介護業界へ転職活動の失敗しない始め方【業界未経験者向け】介護業界へはじめて転職しようとしている方 こういった疑問に答えます。 本記事の内容 ・未経験から失...

いまや世の中で当り前になっている「アプリ」「シェアリング」「副業・小遣い稼ぎ」の波が介護業界にも寄せてきて、介護版のメルカリやUBER EATSのようなサービスが出てくることで、みんながちょっとずつ仕事をシェアして、収入を得るような仕組みが出て来るでしょう。

今回は、こちら介護業界のクラウドソーシングについて、詳しく掘り下げます。

 

本記事の内容

・介護業界向けスキルシェアサービスの紹介

・こういう人がスキルシェアに向いている

 

この記事を書いている私は、人事関係のコンサルティング会社で20年、現在は事業会社で20施設を運営する介護事業部門の統括をしています。

今回の介護版クラウドソーシングは、私のの会社でも事業化を検討した事のあるテーマです。

 

結論を言えば、現状に課題は多くありますが、間違いなく拡大成長する有望コンテンツです。

 

クラウドソーシングを初めて聞く方に解説

「知っているよ」という方は読み飛ばして大丈夫です。

空き時間、すきま時間を利用して、本業の仕事以外で稼ぐ副業が社会で認められだしました。

仕事を探している個人と、仕事を頼みたい企業が、アプリやウェブサイトを通じてマッチングするのがクラウドソーシングです。

サービス会社は、マッチングに成功した個人よりシステム利用料を徴収し、売上をあげています。

 

今の副業ブームを、クラウドソーシングが支えています。

代表的なクラウドソーシングには、ランサーズやクラウドワークス。個人のスキルを販売するココナラなんかも広い意味ではクラウドソーシングです。

 

クラウドワークスを使って副業を始めようと考えている方は、こちらの記事もあわせてお読みください。

 

介護版クラウドソーシングの現状

それでは介護分野に特化したクラウドソーシングを見てみましょう。

スケッター

2019年2月よりサービス開始。

2020年2月時点で約600超の仕事募集と、約900人のクラウドワーカーが登録。

スケッター広報によると、月に100件程度のマッチング実績。

食事介助や話し相手のほか、楽器の演奏や似顔絵描きなどの専門スキルを持った人の登録も目立ち、全体の80%は異業種からの登録のようです。

(公式サイト)https://www.sketter.jp/

クラウドケア

個人の利用者と登録ヘルパーのマッチングサービスです。

病院への付き添い、家事代行、話の聞き手などを幅広く募集しています。ネット上で当事者同士が直接マッチングする事はないようなので、これをクラウドソーシングと呼ぶべきか迷いました。人材派遣サービスと呼んだ方がいいかもしれないです。

(公式サイト)https://www.crowdcare.jp/

 

他も探しましたが、見つかりませんでした。

厳密に介護版クラウドソーシングはスケッターだけかもです。

もっと業界関係者には頑張って欲しいですね。

 

なぜ介護版クラウドソーシングが必要か

頑張って欲しいのには理由があります。

介護版クラウドソーシングが必要な理由を書きます。

介護業界は圧倒的な人手不足

求人倍率が約4倍の超人手不足市場。

ぶっちゃけ面接に来た全員に内定を出すくらい人に困っています。

しかも少子高齢化が進む今後は、更に人手不足に拍車がかかると言われています。

 

介護士の仕事負担が大きい

介護者の介助をしつつ、施設の掃除や、レクリェーション企画、事務仕事まで。

介護士の仕事は多岐にわたり、長時間勤務や本来の専門である介助仕事に集中できない。

このあたりもブラック企業と呼ばれたり、離職率が高い原因になっていたりします。

 

採用コストや人材派遣コストがバカ高い

例えば補助的な仕事をお願いするパート社員を募集しても、転職サイトへの登録や、派遣会社への依頼などコスト負担となります。

かっと言って、施設の前に貼り紙をしていても・・・

施設がもっと気軽に募集でき、もっと簡単に採用出来れば、人手不足の問題も案外解決するかもしれません。

 

問題を解決するには、多くの人が介護の仕事と接点を持つこと。

そのために、副業とクラウドソーシングがポイントとなりそうです。

 

介護施設で副業するメリット

異業種で会社員をしながら、介護施設で副業するメリットをあげました。

圧倒的な人手不足。景気にも左右されない

人手不足は先程も書きました。

しかも、これは景気が落ち込んでも変わりません。

人手不足に影響を与える最大の要因は高齢者人口。

景気が良かろうが、悪かろうが、人手不足感は変わらず、安定的な仕事を確保できるメリットがあります。

 

高い再現性

介護の仕事は厚労省より明確に決められて、全国どこへ行っても、同じようなサービスが提供されます。

つまり、ある施設で得たスキルは、別の施設へ持ち運びできるので、職場が変わるたびにイチから仕事を覚えなければならないことはありません。

 

介護業界に慣れる

介護業界を支える人は年齢的には40代や50代。

場合によっては、60代や70代の人が仕事に就いてもいます。

息の長い仕事を副業を通じて知れば、今後の仕事の選択肢も広がります。

 

どのような仕事があるか?

介護版クラウドソーシングで募集される仕事は、高齢者介助のような経験や資格が必要な仕事ではありません。

・補助的な仕事

・専門的な仕事

大きくは、この2つに分かれます。

 

補助的な仕事とは?

高齢者が施設に入り、生活(寝泊り)をすることで発生する、様々な雑務が中心です。

・掃除

・調理補助

・話し相手

・見守り

・付き添い

・資料作成

 

専門的な仕事とは?

介護士は実に様々な仕事を担当しますが、内容によっては苦手な仕事、専門外の仕事も実は多く、それらはアウトソーシングの対象です。

例えば、

・レクリェーション(歌や踊り、体操、文化教室など)

・ホームページやブログの更新

・チラシなどのデザイン

・送迎

など、まだまだ他にもありそうです。

 

この2つ(補助・専門)とは別に、「緩いボランティア」がアプリを通じて高齢者へ提供される、そんな流れもできそうです。

「ボランティアは副業じゃない!」と言われそうですが、実際に私の知る限りでは、過疎地域で交通の足が無い高齢者へ、スーパーから買い物を届けるボランティアや、車の相乗りボランティアなんて社会実験もされています。

ボランティアには地域限定のポイントを付与するなど、少しだけ特典を付ける。

ボランティアも、すごく頑張っている一部の人の使命感に甘えるやり方から、緩くシェアするやり方へ形を変えていくでしょう。

 

仕事を任せる側の課題

ベンチャー企業と違って、クラウドソーシングに慣れていないのが介護施設。

スケッターを見ても、まだまだ課題はあるなと思いますが、そこは長い目で見ることが必要でしょう。

例えば、こんな課題

バイトとの違いは?

例えば、「月曜から木曜までの午前中」といったように、「それってバイトと何が違う?」と思わず突っ込みたくなるような仕事が多いですね。

これでは副業を考える人にも負担でしかなく、興味はあっても踏み込むことが難しいでしょう。

スポットバイトのアプリが1日からの仕事に対応できる今です。

スポット仕事のシステムを作る必要があります。

 

在宅で出来ることは在宅で

例えば書類作成など。在宅でもできる仕事ですが、個人情報を懸念しているのか、施設に来て作業することを求めています。

これも副業する側の立場が分かっていないと思いますし、もっと企業側の努力が必要です。

 

単価が安い

全て確認した訳ではないですが、単価の安い仕事が目につきました。

雇用を保証しないスポット仕事。

補助仕事なら、時間給はアルバイト以上、人材派遣以下だと思いますし、専門的な仕事ならクラウドワークスを参考にすべしです。

採用コストも掛からないのですから。

副業する人も、何も介護業界にこだわる必要なはいので、これなら短期のスポットバイトを私なら探しますね。

介護業界はもっとマーケティングを勉強して欲しいです。

 

繰り返しますが、介護版クラウドソーシング。

現状は「まだ、これから」ですが、今年くらいには副業のツボをおさえたサービスが出て来るでしょう。

それまで、少しの間、お待ちください。