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業界研究

怪しい?介護職の求人に非公開求人が多い本当の理由

介護転職サイトを見ていると、「非公開求人」の文字をよく見かけます。

「非公開求人は怪しい?」「非公開求人に応募するとどうなるの?」と、警戒される方も多いのではないでしょうか?

私自身、介護事業の運営に携わり、もちろん非公開求人で募集をしたこともあります。転職サイトが非公開求人を行う理由、企業の人事担当者だから知る裏側も含めてお話します。

 

この記事の内容

  • 介護職の求人に非公開求人が多い表向きの理由
  • 介護職の求人に非公開求人が多い本当の理由
  • 非公開求人がむく人、むかない人
  • 代表的な非公開系転職サイト、公開系転職サイト

 

介護職の「非公開求人」とは?

非公開求人とは、その名の通り「非公開の求人情報」。

施設の名称や、募集条件などがサイト上で一般公開されていない情報であり、転職サイトに登録し、紹介してもらう方法を取ります。

紹介は転職サイトに所属するコンサルタントやエージェントが間に入り、直接やりとりをしながら、面接までアテンドしてくれます。

介護系転職サイトは、特にこの非公開求人が多く、例えば大手サイトの「カイゴワーカー」の場合なら、求人数101,133件(令和2年1月14日時点)のうち、非公開求人が29,913件、約30%が非公開情報です。

 

介護施設が非公開求人にする理由

求人募集しているにも関わらず、企業が内容を非公開にしている理由はいくつかあります。

本気の人にだけ応募して欲しい

実は面接のドタキャンが多いのです。

わざわざ非公開情報の紹介を受けて来る人ですから、本気で転職を考えている人や入社意欲の高い人が応募してくることが期待されます。

現実に、非公開求人の面接参加率は高いデータがあります。

 

施設の従業員に知られたくない

給与などの条件面を、いま働いている職員に知られたくないという施設側の事情があります。中途採用の場合、採用の緊急性(今すぐにでも採用したい)や、世間相場の推移で、募集給与は柔軟に変動します。

そんな場合、今回募集する職員の給料が、以前から勤める職員の給料より高いとか、いびつな現象が、やむを得ず出てきたりします。

既存の職員のモチベーションを下げないために、非公開求人をするケースがあります。

 

早く採用したい

転職サイトからすると、公開求人と非公開求人、どちらを売りたいかといえば、実は後者になります。

施設側が早く採用したい時には、転職サイトからの手厚いサポートを受けて、非公開求人にする傾向があります。

逆に言えば、非公開求人ほど、採用側のモチベーションは高いと言えます。

 

介護転職サイトの料金体系が非公開求人にするもう一つの理由

介護転職サイトの料金体系を見ると、成果報酬を採っているサービスが多いです。

成果報酬にする理由は2つあり、1つは介護業界全体が求人難なため、転職サイトに掲載しても採用できるか不確定なため、固定費をかけたくない点。もう1つは、転職サイト間の競争が激しく、価格競争、サービス競争になっている点があります。

成果報酬とは、採用が決まって、所定月を在籍して初めて、掲載料金が発生する仕組みです。

介護転職サイトにとって、成果報酬にする最大のリスクは、掲載料金を回収できないこと。そのため、施設と求職者の間に入り、スムーズに採用できるか、本人が入社の意思を固めてくれるか、見守る必要があります。

そのため、常に企業と利用者の仲介をすることが必要となり、非公開求人の方法を採っているのです。

 

介護職の非公開求人は好条件が多い?

全てとは言えませんが、好条件の求人が多いのは事実です。

その背景としては、緊急に採用したいケース、施設としては、他社に優先して人材を紹介して欲しいですよね。

転職サイト側に優先的に紹介してもらうために、募集条件を良くする傾向があります。

また、先ほど申し上げた通り、施設の職員に知られることがないので、思い切った条件を出すこともできます。

役職者の求人募集も、非公開ですることが多いようです。

ただし好条件になればなるほど、利用者間でも競争が激しいのも事実。施設側の要求も厳しくなるので、誰にでも紹介してくれるとは限りません。

 

非公開求人に応募するとどうなるのか?

非公開求人に応募すると、コンサルタントから連絡が入ります。

そして面接までの日程をアテンドしてくれたり、希望の条件をヒアリングした上で、希望にあった他の求人を紹介してくれたりします。また面接の時のアドバイスやサポートを行ってくれます。

企業側にも、事前にその人の情報、良い点などをレビューし、面接がスムーズに運ぶよう、裏側で動いてくれます。

業界経験が乏しかったり、自分に自信がなく面接が苦手だったり、キャリアアップを目指す人にとっては、コンサルタントは頼もしい存在です。

 

非公開求人に向く人

コンサルタントと一緒に転職を目指す非公開求人、この方法に向く人もいれば、向かない人もいます。

非公開求人に向く人

・業界経験が無い、あるいは浅い

・コンサルタントのサポートが欲しい

・役職者などキャリアアップを目指したい

・いますぐ転職したい

 

非公開求人に向かない人

・転職の時期は具体的でない

・コンサルタントの介入は面倒くさい

・自分の目で転職先を探してみたい

非公開求人が向かない人には、100%情報を公開している転職サイトがおすすめです。

 

情報公開系の転職サイトおすすめ

情報公開件数№1 →→ 介護求人【ジョブメドレー】

インタビューなど求人以外の情報も充実 →→ 介護求人ナビ

 

非公開求人の多い介護系転職サイト

最後に非公開求人が充実している求人サイトを紹介します。

非公開求人の紹介を受けるには、会員登録(無料)が必要です。それぞれの公式サイトより、会員登録を進めましょう。

圧倒的な非公開求人の掲載件数 →→ カイゴワーカー

 

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