介護求人パークの特徴
ネット検索すると、多くの介護系の転職サイトがヒットし、いったいどれに登録すれば良いのか迷いませんか?
「とりあえず無料登録」すれば、その日から大量のスカウトメールと転職コンサルタントからの電話に、ウンザリする方も多いのでは?
そんな声に応えて、おすすめの介護系転職サイトの評判や、おすすめポイントを“大マジメに”書いています。

今回は、その中の1つ「介護求人パーク」について解説します。
私自身は、企業の人事コンサルタントとして20年の経験、その後、介護事業運営に携わっています。実際に、採用側からサービス利用した経験のある「介護求人パーク」を徹底解剖します。
介護求人パークの口コミ・評判は?
利用者からの評判を集めてみました。
40代/女性
勤務シフトが見やすく、自分の希望に合った仕事が探しやすかったです。
20代/男性
応募前に、会社見学できるのはとてもありがたいです
30代/女性
求人詳細にたくさん情報が載っていて、施設の雰囲気がちゃんとわかった
50代/男性
お問い合わせダイヤルに応募したときに、対応してくれた方がとても親身に仕事を探してくれました。
介護求人パークの利用者の口コミや評判を集めてみると、「利用者目線に立った」とか「利用者にとって役に立つ」そんな書き込みが目立ちます。
求人サイトは、ともするとお金を払う側(介護施設)の方を向いた仕事となり、転職者のことは2の次となる傾向がありますが、口コミ評判を見ている限り、介護求人パークは転職者側のこを第一に考えてくれるようです。
介護求人パークを利用するメリット
利用者の立場に立った求人情報
介護求人パークは、求職者が会社選びをする上で参考になる、豊富で充実した個々の施設の求人情報や施設情報が魅力であり、利用者側にとっては大きなメリットです。
ある施設の求人情報を、他のサイトの情報と介護求人パークを比べて、どれくらい充実しているか見てみましょう。
コスモス老人福祉施設の求人情報/東京都江東区のケース
*求人情報掲載サイト・・・介護求人パーク、コメディカルドットコム
求人ページの総文字数(求人情報部分のみ)
介護求人パーク4470文字 vs コメディカルドットコム 2166文字
「情報量が多い=分かりにくい」とならないよう、各ページの冒頭には下のような求人サマリーを掲載。しかも視覚的で分かりやすいです。

介護求人パークにあって他サイトに無い主な情報
応募資格
介護求人パークはの応募資格は、具体的、かつ限定的です。
今回のケース(コスモス老人福祉施設さん)では、介護求人パークのみ「介護福祉士限定」と明記。
通常は多数の応募者を集めるために、「とりあえずハードルを下げましょう」と提案する求人サイトが多いです。施設側にも、求人サイト側も、応募数が減るデメリットがありますが、採用時のミスマッチが減るので良心的です。
賞与・昇給の支給実績
こちらも昨年の支給実績金額を、介護求人パークは明記していました。(今回のケース、賞与1.7ヶ月です)。これも企業側はオープンにしたがらない情報ですが、転職者は月給だけでなく、当然知りたい情報でしょう。
採用担当者インタビュー
施設の強みや、職場の雰囲気など質問の数は11。かなり突っ込んで聞いています。インタビューで悪いこと書かないですから、ここは好みが分かれますね。
見学会・説明会申込
介護求人パークの特徴の1つに見学会や説明会参加の申込機能があります。まだ転職を決めかねているが、とりあえず話だけでも聞きたい人には、有難い制度です。
企業側からすると手間が余分にかかって面倒な企画ですから、説明会をやること自体、採用モチベーションの高い施設だと分かります。
施設側の採用モチベーションの高さ
もう一つのメリットは、採用側のモチベーションが高い点です。
競争の激しい介護転職サイトでは、初期費用無料の採用時成果報酬を採用するサービスがあり、このような場合、「とりあえず掲載しておこう」的な気軽な募集が多くなります。
その結果、「募集している事を忘れている」や「担当者が不明」な状況が起こりやすく、せっかく応募しても、いい加減な対応をされて、入社意欲が減退してしまいます。
介護求人パークは、月額利用料など掲載料金が発生します。
また、先程の豊富な求人情報をご覧の通り、これだけの原稿を施設側で準備している訳です。施設側も本気で採用しようとしている証になります。
介護求人パークは利用者の立場に立った情報充実、施設側のモチベーションも高い
介護求人パークを利用するデメリット
地方の求人情報が少ない
介護求人パークの求人情報は東京はじめ都市部が中心です。
東京にいる営業担当者が地方の介護施設へ、電話やメールだけで契約を取るのは、なかなか難しいですね。
その結果、地方の求人情報は少ないです。
現実問題として、都市部でないと使えないかもです。
パート・アルバイトの求人情報が少ない
先のケースと同様、コスト(掲載料)をかけるのは正社員中心になってしまうのは仕方のないことでしょう。
経営母体が変わり、人材派遣色が強まった?
介護求人パークの経営母体が、株式会社ネオキャリアに代わりました。
ネオキャリアは、主に人材派遣を行う企業グループであり、どちらかと言うと、イケイケなベンチャー企業です。
ぶっちゃけ、私の知る限り、ここの会社は好きでありません。
これまで利用者側に立ち、真面目さ、誠実さで売ってきた介護求人パークを、その対極?と言えるイケイケ企業が経営を始めたので、従来の良さが失われないか心配です。
経営移行後、「派遣会社・紹介会社の一括登録」なんて機能が始まりました。ネオキャリアが、そもそも派遣会社なので、自分達にとっては有難い機能です。
「派遣会社の一括登録」なんて、ロクなものではないので、絶対やめたほうがいいですよ。
詳しくは、このあたりの記事を参考にしてください。

介護求人パークは、地方やパート・アルバイトの求人情報が少ないです
経営母体が変わり、従来の良さが失われる?
介護求人パークがおすすめな人
介護求人パークは、数ある介護転職サイトの中でも特徴的なサービスを展開しているため、「あう・あわない」がはっきりしています。
介護求人パークのメリット・デメリットを元に、介護求人パークの利用をオススメしたい人をあげておきます。
・詳細な求人情報から、理想の施設をじっくり検討したい
・都市部に住んでいる。正職員で働きたい
介護求人パークのおすすめな使い方(まとめ)
介護ジョブメドレーと併用 施設研究に徹する
介護求人パークと介護ジョブメドレーは、サイトの立ち位置が似ていて、どちらも、基本的には「情報公開しますので自分で探して下さい」というものです。
ただし、中身は少し違っていて、「数のジョブメドレー」vs「質の介護求人パーク」です。
ジョブメドレーを辞書的に使って、アタリを付けた上、気になる施設が見つかれば、介護求人パークで詳細を研究するのが良いでしょう。
ジョブメドレーに登録すると、希望の条件にあった求人情報がメールやLineで届き、日中仕事で忙しい方には助かる機能です。
試しに私自身も登録してみましたが、最初にショートメールで連絡が一度あったきり、面倒な電話や押し込み営業は一切ありませんので、登録をおすすめします。
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介護求人パークの登録は不要
すっかりイケイケの派遣会社に変貌した介護求人パーク、ひとたび登録すれば、翌日から営業電話に晒されることになりそうです。
なので、介護求人パークは登録不要。
最大の特徴である、詳細な施設情報は、ありがたいことに未登録でも公開されます。
介護求人パークの賢い利用方法とは、「企業研究・施設研究に徹する」こと。
以上が、私の結論です。