転職

介護業界未経験でも世間相場以上に給料を貰う転職方法

これから初めて転職を考える場合、業界未経験者でも世間相場と比べて高い給料で入社したいものです。

そのための方法が2つありまして、ひとつは特定処遇改善加算を取得している介護施設に入社する方法、もうひとつは介護職員初任者研修を受講して入社する方法です。

特定処遇改善加算については、こちらの記事で詳しく書いています

今日はもうひとつの、介護職員初任者研修について書きます。

この記事を書いている私自身は、介護事業所の運営に携わり、実際にこの方法を採って、資格者を採用しています。

介護業界で転職を目指す方は、知っていて損はないです。

では、順を追って説明しておきましょう。

 

介護職員初任者研修とは

介護職員初任者研修とは、介護の仕事に就くうえで最低限持っておきたい、「基本中の基本」の資格です。

この資格を取得すると、リーダーや管理者へキャリアアップ(給料アップ)の可能性が広がり、国家資格である介護福祉士の受験資格を取得することができます。

 

介護福祉士とは

国家資格の介護福祉士は、専門知識・技術を生かし、利用者の身体上・精神上のケア、現場の介護スタッフに対する教育・指導などの役割を担う、介護施設の中心的役割、介護現場のプロです。

現場でリーダーとしての役割を求められ、雇用する介護施設も即戦力としての期待が高く、転職時に有利に働く資格です。例え介護の仕事に就いた経験が無くても、介護福祉士の資格を持っていると、就職・転職しやすく、また無資格者と比べ給与相場が高く、持っているだけでお得な資格です。

介護福祉士になるには、①介護職員初任者研修の受講→②実務経験→③実務者研修の受講→④介護福祉士試験合格が、その流れです。

  • 介護福祉士は、転職時に有利な国家資格です
  • 介護福祉士の資格取得は、「研修受講+実務経験+試験合格」です

 

初任者研修受講者や介護福祉士の給料相場

厚生労働省が発表した「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護福祉士の平均給料は月313,920円(常勤)です。

一方で無資格者の平均給料は月261,600円となり、介護福祉士との給与差は5万円です。

 

無資格者           261,600円

介護職員初任者研修(受講済) 285,610円

実務者研修(受講済)     288,060円

介護福祉士          313,920円

 

■平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/19/dl/30kekka.pdf#page=115

 

年齢別の業界平均給与や平均年収(最新版)はこちら

  • 介護福祉士の給与は、無資格者と比べ、月に約5万円高くなります

 

介護福祉士の求人

月5万円も高く給料を払わないといけないなら、介護福祉士の求人は少ないかも?と思われる方もいるかもしれません。

しかし、そこはご心配なく。施設が介護のプロである介護福祉士を積極的に雇用できるよう、国が人件費の一部を負担する制度を作っているので、施設の財布は痛まない仕組みとなっています。

そうでなくても、施設において介護のプロである介護福祉士は、是非とも欲しい人材です。

 

介護福祉士からのキャリアアップ

介護福祉士が更に5年の実務経験を経ると、ケアマネージャー(介護支援専門員)の受験資格を得ることができます。ケアマネージャーの給与相場は、先の厚生労働省のデータによれば、月349,980円、介護福祉士より3万円、無資格者より9万円高くなります。

また、介護福祉士の資格をもって実務経験を積めば、施設のサービス提供責任者になることができ、こちらも給与アップが期待されます。

介護業界でのキャリアアップは、まず初任者研修を受講して、実務経験を積んだ上で、介護福祉士の資格を取ること、これに尽きるのです。

 

介護福祉士になるには?

①介護職員初任者研修の受講

介護職員初任者研修は、講義と演習で構成される約130時間の研修プログラムと、修了試験からなります。

修了試験は真面目に研修受講すればわかる基礎的な内容です。

 

②実務経験

実務経験とは、対象となる介護施設(事業)及び職種での従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日時540日以上」です。

勤務先が発行する実務経験証明書が必要です。

 

③実務者研修の受講

実務者研修は20科目、450時間の研修プログラムです。

初任者研修と比べて長丁場、一年で受講を終える必要はないので、それぞれのペースで受講できます。

実は初任者研修を受講していなくても実務者研修は受講することが出来ます。

 

④介護福祉士試験合格

介護福祉士の受験資格は実務経験と実務者研修の受講です。

介護福祉士国家試験の受験申し込み期間は、毎年8月上旬から9月上旬です。

試験はマークシートの筆記試験1日、実技試験1日です。

 

介護福祉士の試験合格率

介護福祉士の合格率は60~70%

ケアマネージャーの20%と比べても、難関資格ではないのが分かりますね。

合格するには、筆記試験、実技試験共に、およそ6割の得点が毎年の合格水準です。(年により、難易度によって補正されます)

 

初任者研修、実務者研修の受講費用

介護福祉士を取るための研修は、それぞれ民間の自宅や職場近くの資格学校で受講するか、通信講座を受けることになります。

受講金額は学校によって幅があり、およそ次のようになっています

介護職員初任者研修受講費用 40,000円~100,000円

実務者研修受講費用

・介護職員初任者研修を受講済 80,000円~150,000円

・介護職員初任者研修を未受講 100,000円~200,000円

 

無料もしくは格安で研修受講する方法

介護職員初任者研修、実務者研修、それぞれを格安もしくは無料で受講する方法があります。

教育訓練給付金を使って格安で受講する

教育訓練給付金とは、働く人の能力開発の取組みの支援、雇用の安定と再就職の促進を目的に、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。

教育訓練給付金には『専門実践教育訓練給付金』と『一般教育訓練給付金』の2種類があり

専門実践教育訓練給付金制度で実務者研修の受講費用の最大7割、一般教育訓練給付金制度で初任者研修の受講費用の最大2割が、給付金として国から支給されます。

支給対象や、制度対象となる資格学校など、教育実訓練給付金については、こちらで詳しく解説されています

https://www.acpa-main.org/jitsumusha/kakaku.html#1

 

就業・登録を条件に受講費用のキャッシュバックを受ける

資格スクールや、転職サイトを通じて、「介護職員初任者研修」もしくは「実務者研修」を受講、資格スクールの関連介護事業所に就職、もしくは関連派遣会社に登録派遣した場合、受講費用が全額もしくは一部キャッシュバックされる制度があります。

制度の内容、キャッシュバックの適用条件は、資格スクールにより違いがあるので、充分に比較検討して申し込みましょう。

  • 介護福祉士の研修受講は、教育訓練給付金制度かキャッシュバック制度を利用するのが賢いやり方です

 

受講費用キャッシュバック制度のある資格学校

介護専門求人サイト『かいご畑』

かいご畑に掲載されている派遣求人で就業が決定した場合、介護職員初任者研修と実務者研修の受講料が0円になる『キャリアアップ応援制度』の利用が出来ます。

 

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