転職

介護おすすめ資格 転職に有利な8つの資格

介護業界でキャリアアップしたい、転職に有利な資格を取りたい、給料アップが期待できる資格は、そんな疑問にお応えします。

介護事業所を20施設運営、採用の最前線で携わってきた私自身の経験をもとに、介護業界の転職に有利な資格をご紹介します。

 

介護業界で取得できる資格

国内で取得できる資格は、国家資格、公的資格、民間資格、任用資格の4つに分かれます。

資格講座案内を見ると、どれもこれも「就職に有利」や「独立開業も可能」などとバラ色の事が書かれていますが、実際には必要でない資格もあります。そこで採用する側の立場から介護福祉関連の資格について必要性や有用性を考察、現場におけるおすすめ度を5段階評価してみました。

 

介護業界の転職に有利な国家資格

知識や技術が一定水準以上であることを国によって認定された資格です。法律によって一定の社会的地位が保証されることにより、社会的信頼度が高くなります。

介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士は福祉三大資格と呼ばれています。これら資格は、弁護士や税理士のように有資格者でなければ業務ができない「業務独占資格」ではなく、その資格名を名乗れる「名称独占資格」です。

 

介護福祉士 おすすめ度

高齢者介護施設が指定を受けるにあたり、配置義務がある必要性の高い資格です。介護福祉士は実務試験が課せられているため、知識だけでなく技術も求められます。

介護福祉士資格取得のメリット

  • 信頼性・・・先の通り国が認めた施設であり、介護施設に配置義務のある資格であるため、採用側も見る目が変わります
  • 給料・・・資格のない人と比べると、給料が1~2割高くなります
  • 仕事の幅・・・施設の中で指導的立場が期待されたり、資格学校で講師としての仕事もあります。
  • 他の資格取得・・・ケアマネージャー受験資格の実務経験(5年)に該当します。

介護福祉士の資格を取得するには

介護福祉士になるには、国家試験に合格する事が必要です。資格取得をする方法(ルート)は、介護福祉士実務経験ルート、福祉系高校ルート、養成施設ルートの3つがあります。

介護福祉士の資格取得方法は、かいご畑の公式サイト介護福祉士になるには?資格取得の方法や試験、仕事内容・給料について解説に、より詳しく書いています。

 

社会福祉士 おすすめ度

高齢者施設において利用者や家族の相談援助を担う資格です。国により資格配置を義務付けられている施設は「地域包括支援センター」のみとなっています。

そのため、施設での採用人数が少ないので資格者はダブつき気味です。実技試験はなく、筆記試験で取得できるため、有資格者であるからといって技術が担保されているとは限りません。

このブログで再三紹介している児童発達支援事業に配置義務のある児童指導員は、社会福祉士や次に紹介する精神保健福祉士の資格が必要です。今後は活躍のフィールドが、児童福祉の分野に広がる事が期待されます。

>>児童発達支援(幼児教育無償化対象)の仕事について解説

児童指導員の要件を満たし、児童福祉の実務経験が5年をクリアすれば、児童発達支援管理責任者の実務用件をクリアします。

>>【2019年度版】児童発達支援管理責任者(児発管)の仕事や要件を解説

社会福祉士資格取得のメリット

  • 信頼性・・・国家資格のため雇用側からの信頼性は厚いです。
  • 仕事の幅・・・高齢者施設での生活援助相談や、児童福祉施設など活躍の場が広がります
  • 他の資格取得・・・精神保健福祉士(国家資格)資格取得の際の共通科目が免除されます
  • 独立開業・・・相談援助事業所の独立開業も可能です。相談事業所は、デイサービスなどの施設と違い、少ない初期投資で開業できる事業所です。ただし事業の採算性は低く、独立後に経営センスや営業力が必要です。

社会福祉士の資格を取得するには

介護福祉士になるには、年1回の国家試験に合格が必要です。受験ルートには、福祉系大学ルート、養成施設ルートがあります。またケアマネージャー受験資格の実務経験(5年)に該当します。

 

社会福祉士についての詳細(外部サイト)

>>【2019年最新版】社会福祉士の仕事内容、なり方、年収、国家試験の合格率などを調査!

 

精神保健福祉士 おすすめ度

社会福祉士が福祉全般を対象としているのに対し、精神保健福祉士は精神科領域に特化しているため、高齢者施設では精神病院やそれを母体とする老人保健施設に採用される傾向があります。

従って特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、一般的な高齢者介護施設では、精神保健福祉士より社会福祉士が重用されます。人手不足より、介護施設での採用も充分に期待できますが、専門性が活かされた仕事に就けるかは、別の話となるでしょう。

こちら精神保健福祉士も、先に紹介した児童発達支援事業の児童指導員児童発達支援管理責任者の要件を満たします。

幼児教育無償化対象でもある児童福祉の領域は、今後ますます市場が成長することでしょう。

>>児童発達支援(幼児教育無償化対象)の仕事について解説

>>【2019年度版】児童発達支援管理責任者(児発管)の仕事や要件を解説

精神保健福祉士資格取得のメリット

  • 信頼性・・・国家資格のため雇用側からの信頼は厚いです
  • 他の資格取得・・・社会福祉士(国家資格)資格取得の際の共通科目が免除されます。またケアマネージャー受験資格の実務経験(5年)に該当します。

精神保健福祉士の資格を取得するには

精神保健福祉士になるには、年1回の国家試験に合格が必要です。受験ルートには、福祉系大学ルート、養成施設ルートがあります。

精神保健福祉士についての詳細(外部サイト)

>>【2019年最新版】精神保健福祉士ってどんな資格? 受験資格や就職先は?

 

介護業界の転職に有利な公的資格

都道府県などの公的機関が実施する資格です。

介護支援専門員などのように配置が義務づけられるなど、国家資格と同等、それ以上に重要な資格もあります。

 

ケアマネージャー・介護支援専門員 おすすめ度

介護支援専門員は一般的にはケアマネとして馴染みがあります。

介護保険施設には配置義務がある大変重要な資格であり、介護サービスが必要な人とサービス事業所をつなぐ調整役であり、利用者の頼れる相談役です。

「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格後、「介護支援専門員実務研修」を受講、レポートの提出によってはじめて登録される厳しいプロセスと、5年ごとに研修を受けて更新されるというフォローアップ体制が取られています。

ケアマネージャー資格取得のメリット

  • 給与アップ・・・介護士と比較してケアマネージャーの給与は高水準です。月給26万~30万円がケアマネージャーの平均給与です。
  • 仕事の幅・・・活躍の場は、居宅介護支援事業所にとどまらず、介護施設や地域包括支援センターなど広がります。採用ニーズが高く、転職の際にも有利に働きます。
  • 勤務が規則的・・・日中の相談業務が中心のケアマネージャーは、介護士のような夜間勤務がないため働きやすい仕事環境です。
  • 専門性の高い職場環境・・・現場に精通し、資格取得しているケアマネージャーは、介護分野の専門家です。働く職場も専門チームとなり、仕事への意識や責任性も相対的に高いです。

ケアマネージャーの資格を取得するには

ケアマネージャーの資格を取得するには、実務経験年数を満たした上で、各都道府県で年1回実施される試験に合格する必要があります。合格率が約25%と狭き門です。

ケアマネージャーの受験資格は、介護福祉士などの国家資格による業務、生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員、以上の実務経験が通算5年以上必要です。

ケアマネージャー・介護支援専門員についての詳細(外部サイト)

>>【2019年最新版】ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格要件・なり方・仕事内容・試験合格率について調査しました!

 

介護職員初任者研修 おすすめ度

旧ヘルパー2級に相当する試験です。講義と実技実習により介護の基本を学びます。業務内容としては介護福祉士と変わりませんので有用性が高い資格です。

ただし資格手当などで介護福祉士と差がつく傾向にあるので注意が必要です。施設側の費用負担で資格取得できる事業所もあります。

介護職員初任者研修資格取得のメリット

  • 給料アップ・・・無資格者と比較して時給で100円程度の差がつくようです。また面接選考の時には有利に働くでしょう。
  • キャリアステップ・・・介護福祉士や、その後の介護支援専門員(ケアマネージャー)へキャリアアップするためのマイルストーンに資格チャレンジする人も多いようです。
  • 基礎的な知識・・・多くの人が経験することとなる家族介護に必要な知識が身に付き、役立ちます
  • 給付金が支給・・・キャリアアップのための学習を支援する一般教育訓練給付金制度により、受講費用の一部が助成されます。

 

給付金については、こちら厚労省のサイトで詳しく書かれています(外部サイト)

 

介護職員初任者研修の資格を取得するには

資格を取得するには、初任者研修講座を開講しているスクールに通い、130時間(10項目)のカリキュラムを修了して修了試験(筆記)で合格する必要があります。受講要件に実務経験等は設けられていませんので、未経験者の方でも資格取得が可能です。

介護初任者研修スクールの選び方(外部サイト)

介護初任者研修スクールは、全国に数多くあります。スクールの所在地や、価格や実績、評判で選ぶなら、比較サイトでまとめて資料請求するのが便利です。

無料で介護初任者研修が受講できる

『かいご畑』に派遣登録して介護施設で働くと、介護初任者研修を無料で受講することはおろか、介護福祉士資格講座も無料で受講できます。

>>『かいご畑』キャリアアップ応援制度【介護業界未経験者におすすめ】

 

福祉用具専門相談員 おすすめ度

福祉用具専門相談員とは、介護保険を使って福祉用具を利用するとき、高齢者の状況にあった福祉用具を選んだり、用具の適切な利用をサポートしたりする専門資格です。

介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所には福祉用具専門相談員の配置義務があります。

福祉用具専門相談員の資格を取得するには

資格に特に実務経験等は必要ありません。50時間の講習を受講し、最後に修了試験に合格すれば資格取得できます。

 

福祉住環境コーディネーター おすすめ度

福祉と建設関係の知識を必要とする資格です。

要介護者のための住宅改修や在宅系などの事業所において、必要な知識として活用できるでしょう。自宅での介護の比率を増やしていきたい国の方針があります。

要介護に伴い、住宅改修は必要となること、住宅改良に伴う補助金もあり、建築事業者が力を入れる分野です。介護施設においては、活躍の場は限定的です。

福祉住環境コーディネーターの資格を取得するには

資格には1級から3級までありますが、転職するなら少なくとも2級は取得しましょう。受験資格はなく、3級を受けてなくても2級の受験が可能です。

試験に向けた勉強方法は、資格スクールに通う、通信講座を受講する方法の2つがあります。

 

介護業界の民間資格

民間団体が設定・運営している資格で、介護業界内で一定の技術が担保されていることを認定する資格から、実用性よりも知識を誇示するものまで様々あります。介護に関する民間資格は、例えば、医療福祉環境アドバイザー、介護予防運動スペシャリスト、福祉力検定、福祉ロボット検定など様々ありますが、それだけでは知識不足・技術不足のため、介護福祉士などの国家資格と合わせて保持する必要があります。

よほどのことがない限り、転職やキャリアアップにプラスになることはないでしょう。

 

社会福祉主事 おすすめ度

市町村などの福祉事務所や役所で、社会福祉主事に任用される際に必要な資格(任用資格)です。

社会福祉士が制定される前から存在し、相談援助の基本的資格だったため、現在も高齢者施設相談員の資格要件のひとつとされています。社会福祉士よりも資格手当を低く設定している施設が多いようです。

まとめますと、高齢者介護施設が欲しい資格は、介護職については介護福祉士と介護職員初任者研修、相談援助職においては介護支援専門員(ケアマネージャー)、社会福祉士、社会福祉主事となります。

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参考リンク

介護系求人サイト

>>介護求人【ジョブメドレー】日本最大級の医療介護求人サイト

>>かいご畑 介護求人専門サイト