転職を考えている、職場の人間関係につかれた、
人事採用コンサルタントとして、また採用責任者として合計20年
その中で感じたことを、事例を交えながら書いています。
「群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)」
数人の盲人達が、

このブログを通じて、悩ましい巨大な象(仕事)について、
次の転職先では、大切なことのために何を犠牲にしますか?
今回、転職を考えている理由は何ですか?
残業が多いから?職場の人間関係?給料が仕事に見合っていない?
もし、残業が不満で転職するのなら、次の職場では、
意地悪ですが、もう一歩、踏み込みましょうか?
「残業が無いなら、給料は幾らまで譲歩できますか?」「
転職活動において、大事なものを考える時、
これがトレードオフの関係です。
トレードオフとは、何かを実現するために、
人生とはトレードオフの連続。
痩せたいから、好きなものを我慢する。
お気に入りの服を買いたいから、今月は外食しない。
トレードオフの無い世界なんて、あり得ないですね。
逆説的な言い方ですが、「捨ててよいもの」を考えた方が、
演習問題。
保育士の求人サイトから、
- 正社員( )
- 新規オープン( )
- 残業ほぼなし( )
- 駅近5分以内( )
- 副業OK( )
この調子で、大切なもの、犠牲にしてよいものを明確にして、
次の転職先も保育園ですか?
この記事をご覧になられている、
保育園以外を次の職場に選ぶことは、
何か自分が負けたような気分になるかもしれないし、
資格に固執するあまり、
外れたら、二度と復帰できない? そうじゃないですよね。
仮に将来、保育士に復帰しても、違う分野の経験は、
人生にはスパイスも必要です。
次の転職先は保育の経験を活かしてみては?
例えば、保育園や幼稚園、
事務職やスーパーバイザー、開発職など、
ブロガーのたんたんさん(@tantan4423)は、
ブロガーの稼ぎがあるものの、介護士を辞める気はなさそうです。
介護士の働き方についてブログ配信して、「
たんたんさんのように、人生の目的を実現するために、
フリーのベビーシッターとして活躍する保育士さんもいます。
仕事のスケジュールや、報酬を自分で決めて働く。
こんな保育士さんも、今後増えていくのではないかなと思います。
週1回から好きな時間で働ける、
最後に、保育士の資格を活かしつつも、
児童発達支援は、
国の基準で、専門的な資格が求められており、
このあたりは、以前に書いた、こちらの記事 保育士さん必見!
最後に、強みも、場合によっては弱みになります。
現場を知りすぎていることで、逆に視野が狭くなり、
転職先もフルタイム保育士ですか?
時間的にも精神的にもハードな保育士さんの仕事。
子供たちに囲まれた大好きな仕事も、楽しさや、
好きな仕事を、好きであり続けるために。
立ち止まって、
パートタイムなら生活リズムにあわせて仕事ができ、
こう書くと、特に家庭をお持ちの方から、「
確かに、そうでしょう。
でも、
給料から引かれるのは、税金と社会保険料の2本です。
【所得税】
年収103万円まではかからない
仮に103万円を超えても、パートタイムの所得税は安くて月10
累進課税と呼び、金持ちほど税率が上がる仕組みです。
【住民税】
パートタイマーにとっては住民税の方が重いです。
年収100万円まではかかりません。
およその税金計算は、(年収―100万円)×10%
地元の住民から、広く万遍なく税金を徴収するという考え方です。
【社会保険料】
最も負担が重いのが社会保険料(年金・健康保険・雇用保険)です。
国の仕組みを維持するのに、稼ぎに関わらず負担するのが考え方です。
年収130万円を超えると、扶養から外れ、社会保険に加入する義務が発生します。
130万円を超えた瞬間から、年間20万円近くの負担となり、130万円未満の人と手取りで逆転現象が起きます。
健康で病院にかからない人や、将来の年金受給が期待できない若い世代は、負担ばかりで気の毒に思います
つまり税金は気にせず、社会保険料を扶養内で払わない。
実際どうなのか?シミュレーションしてみましょう。
パート保育士が時給1100円で週3日(月12日)、1日8時 間勤務した場合
- 8時間×12日間×1100円=10万5600円
- 10万5600円−(0円(厚生年金保険料)+0円(
健康保険料)+0円(雇用保険料))−988円(所得税)- 2810円(住民税)=10万1802円
パート保育士が、時給1100円で週3日(月13日)、1日8時 間勤務した場合
- 8時間×13日間×1100円=11万4400円
- 11万4400円−(10001円(厚生年金保険料)+5632
円(健康保険料)+561円(雇用保険料))−508円( 所得税)-1850円(住民税)=9万3648円
月に1日多く働いて、手取りが8000円も少ないのは、
繰り返しになりますが、130万円未満がポイントです。
さらに副業(在宅ワーク)を上手に活用すれば、手取額は増えて、
在宅ワークで副業した場合、年間30万円までは確定申告の必要が
全額が手取り額となります。
先のパート収入に、在宅ワークの30万円を足せば、
フルタイムで年収240万円(月給20万円)の手取り約192万
どちらが、いいですか?
本業の時間的、精神的な負担を減らし、
余った時間で、何をするか?
こんなことも考えてはどうでしょう?
保育士の副業について書いています。