自分なりに対策できることを始めましょう。
あなたの仕事が、テレワークに切り替わるなんて、そんな呑気なことを本気で考えている人はいないでしょう。
仮に切り替わっても、果たして、その仕事をあなたがするのかどうか?
2020年4月時点、コロナ対策によるテレワークへの移行率は10%に満たないと言われています。
この記事の読者は、おそらくリーマンショックや東日本震災をビジネスマンとして経験した方々。
だから、これから起こることは、忘れようと脳の奥にしまい込んでしまった、過去の忌まわしい記憶を掘り起こしさえすれば、容易に想像がつくことです。
今回のコロナウイルスによる経済不況は、私たちがこれまで経験してきた、いずれの不況をも凌ぐものになりそうです。
もちろん、そうならないかもしれないし、夢ならば覚めて欲しいけど、誰にも分からないことです。
人気の研究者、落合陽一氏が「ウィズコロナ」という考え方を示しました。
https://note.com/ochyai/n/nb0dd29c3a6f0

ワクチンにより、人類がコロナウイルスに打ち勝つことができるのは、もう少し先のことです。
これからの2年ほどは、ウィルスの脅威に晒されながら、ウィズコロナで生きていくために必要なことをみんなで考える、そんな時代です。
自分なりに対策できることを、すぐに始めましょう。
今は、生き残る時期です。
私自身、コンサルタントとして20年のキャリア。その後は事業会社の役員をしています。
本ブログは、その経験により、転職に関する情報、特に業界情報や仕事に関する情報を発信しています。
現場一筋でやってきたため、実務的で一面的なことしか発信できませんが、その業界、その仕事に関わっているから言えることを、正直に伝えているつもりです。
こんな選択肢もある。そんな目で読んでいただければ。
本記事で書いていること
サラリーマンで働きながら副業でフランチャイズを始める
今の仕事は辞めないで欲しい
自分から会社を、この時期に飛び出すことは無鉄砲と言ってよいでしょう。
いま転職市場に出回る情報は、コロナ前の事業計画や採用計画。
計画があるから大丈夫なんて事はないですよ。
私がその会社の役員なら、昨日のCNNを見て、内定の判断を直前で保留にすることもあるでしょう。経営計画がアップデートされるのは、これからです。
会社を飛び出してみたものの、次の居場所が見つからないなんて事の無いよう、お願いします。
同時に片方の目で見て欲しいのは会社の倒産リスク。
随分と批判されましたが、ここ数年、企業は内部留保をたんまりと貯め込みました。想定外の事態にも、しばらく食つなぐ体力は、大企業、中小企業に限らず残っています。
ただし借入依存度の高い企業は別ですが。
副業でフランチャイズを始める
ストレスのかかる新しい環境の中で副業を始めるより、慣れた方が始めやすいと考えるから、今すぐの転職をお薦めしていません。
・ブログやYouTube
・クラウドソーシング
・フランチャイズや代理店
働きながら出来る副業候補は3つでしょうか。
このうちブログやYouTubeですが、収益化まで最低1年、普通にいけば2年の月日がかかります。元手無しで始められるメリットはあるものの、緊急事態に始めるには、やや機会を逸しています。候補から外して良いでしょう。
クラウドソーシングについては、以前にこちらで詳しく書いています。

こちらは始めた翌月から収入が入るので、すぐに結果が欲しい人には、いちばんのお薦めです。
フランチャイズは、ブログとクラウドソーシングの中間に位置します。
副業に向いているフランチャイズ
独りで始められて、かつ店舗や教室などを常時あけておく必要のない業種が真っ先の候補。自宅で開業となれば、何もお金がかからないので、必然的に初期投資は抑えらます。
ネットショップや結婚相談所などなら、スマホ1台でも開業可能です。
次に、平時は無人で運営できるコインランドリーやトランクルームのような業種です。この場合は、初期にまとまったお金が必要です。
実際、これら業種を副業で始められたサラリーマンの話は、よく伺います。
いずれの特徴も、単体で大きな売上が期待できない業種、これ専業という訳にはいかないので、最初から副業向きです。
副業フランチャイズの情報はマイナビ独立やフランチャイズの窓口紹介されています。
個人の開業希望者向けサイトのため、費用面で手に届きそうなものばかりです。
フランチャイズで副業することのメリット
ノウハウの対価を加盟金として支払うことにより、開業までの手間や時間が大幅に短縮できます。何か新しいことを、自力でゼロから始めるなら、例え何らかの経験があるジャンルとしても、そうならないです。バラツキはありますが、本部の営業担当者やスーパーバイザーが開業までサポートしてくれるのも心強い点です。
融資が付きやすいのもメリットです。お金を貸す側にしても、得体のしれない誰かのビジネスより、どこかのフランチャイズの方が、銀行内で稟議も通しやすいでしょう。
某シェアハウス本部が銀行とタッグを組み、過剰に融資をつけて開業させまくった件がありました。それで自己破産した方は気の毒ですが、後ろ盾があれば、それだけ銀行もお金が貸しやすいという事です。
フランチャイズで副業することのデメリット
ご承知のようにフランチャイズに加盟すると、初期に加盟金が必要になるばかりか、ロイヤリティやコンセルティング料といった形で、毎月のランニングコストも必要です。
ランニングコストは、売上と変動するフランチャイズもあれば、固定費として毎月請求するフランチャイズもあり、加盟時に支払う金額が少ないフランチャイズの多くは、固定費のパターンが多いようです。
フランチャイズは、言葉は悪いですが、どう転んでも本部が儲かるように出来ているので、この辺りは致し方ない所です。
となると、開業より数か月の売上が無い期間に、本部への支払に資金を持ち出すことになるので、そのあたりがデメリットです。
新規フランチャイズの立ち上げコンサルをしていた私が言うので間違いない所です。
本部がプレゼンする「黒字化まで2か月」のような資料は100%信用することなく、6ヶ月から1年間分の持ち出すことを想定した資金(運転資金と言います)を予め用意しておきましょう。
じゃないと地獄を見ることとなります。
日本政策金融公庫に融資を申し込む
日本政策金融公庫、昔の名で「国金」と呼ぶ人もいれば、「公庫」なんて言い方をする人もいます。その名の通り、政府系の金融機関は、民間銀行が貸しにくいような、創業まもなくの事業や、今回のようなコロナ対策融資などを行います。
*現在、新型コロナウイルス感染症特別貸付についての相談が集中し、窓口がパンクしているようです。(2020年4月時点)
副業フランチャイズにかかる費用、先にお話しした運転資金分も含めて、全額公庫からの借入で賄いましょう。
ポイントは、運転資金分も含めて可能な限り借りること、1年間の返済据え置き(免除)を申し込むことです。
副業開始と同時に情報発信
副業フランチャイズの話を聞く、検討する、加盟する、国金からお金を借りる、本部の研修を受ける、開業する、初めて取引発生、6ヶ月、1年を経過してどうなった?
これら一連中の情報を、ブログ、あるいはSNS、YouTube等で発信してください。
ウィズコロナの時代、私は失業率が10%を超える時が来るのでは?、そんな危惧を抱いています(リーマンの時は5.5%)
近い将来、あなたのリアルな体験、情報を必要とする人が出てきます。
あなたの情報は、路頭に迷う人の救済になると共に、あなた自身に収益をもたらします。活きた情報がお金になる時代です。
ブログの始め方は、Tsuzuki Blogを参考に。真面目に運営しているサイトなので安心です。
サラリーマン所得と損益通算する
会社が副業を認めていない場合は、バレるきっかけとなるので注意が必要です。
サラリーマンの所得と副業所得を合算、確定申告し、節税するやり方です。
自宅を事務所兼用に、奥様に事務を手伝ってもらって給料を払う、自家用車をビジネス用にリースするなど、サラリーマンなら控除できないような経費を事業経費として計上します。
私自身は、税金はきちんと納めるべきと思いますが、手元の資金を最大にすることが、今は何より必要です。
国は世帯当たり30万円しか補填してくれないようなので、自衛が重要です。(2020年4月時点)
ここまで、お読みいただき、有難うございました。
明けない夜はない。
この難局を共に乗り越えて参りましょう。